CLUB-MIYAMA

MIYAMA越前みやま地酒の会

まちに寄り添う酒造りを通して、
美山の自然や風土を未来につなぐ。

福井市の東部に位置する美山地区は、面積の約9割を山林が占めており、古くから林業の盛んな土地です。
町の中央を足羽川が流れ、美しい杉山に囲まれた田畑と集落は、のどかな日本の農村の原風景そのもの。
一方で、村の過疎化や農業の衰退といった現代社会の問題は、美山も例外ではありません。
美しい風景も人の営みがあってこそ。美山の自然の恵みを生かした酒造りをすることで、この土地の自然や風土を守り、未来に繋いでいけたら、と考えています。
美山黎明を飲みながら、美山の風景の美しさや米、水の素晴らしさを知っていただきたい、という想いをこめて「越前みやま地酒の会」を運営しております。

越前みやま地酒の会とは

完全会員制の特別限定酒をお届け

越前みやま地酒の会は、福井市美山地区で育てた酒米と湧水で醸した限定酒「純米大吟醸 美山黎明」を完全会員限定で四季折々お届けする頒布会です。

【コース内容】

●年間コース/14,500円(税・送料込)

 会員限定酒(720ml×5本)を年4回に分けお届け

 

●年間コース+生そば(手打ちそば)セット

 【4人前】 14,500円+2,000円(税・送料込)

 【8人前】 14,500円+3,500円(税・送料込)

 

●お試しコース/ 7,600円(税・送料込)

 新規入会の方のみ対象となります

 12月の会員限定酒(720ml×2本) + 生そば(手打ちそば)4人前をお届け

 

【会員特典】

●会員限定醸造酒「純米大吟醸 美山黎明」をお届け

●みやま長寿そばの優先販売

●会員限定イベント(蔵開き)へのご優待

 

お届けスケジュール

【12月】 新酒本生

軽快かつしなやかに弾けるような躍動感のあるしぼりたてのお酒です。

 

【3月】 霞酒

春の淡雪のようなうっすらとしたオリが絡んだ、ふくらみのあるまろやかな米の旨味が愉しめるお酒です。

 

【6月】 無垢

純米大吟醸の原酒を滓引き(おりびき)した後、澄んだ部分を火入れした美山黎明の中でも一番ベーシックで、柔らかくも輪郭がはっきりと感じられるお酒です。

 

【9月】 冷卸

厳寒時に搾った新酒を火入れした後、低温冷蔵庫で瓶囲いにて一夏調熟させ、円みを帯びたふくよかな味わいのお酒です。

会員規約
  • 会員は個人の方のみとなります。
  • 中途退会の場合でも会費の返金は致しかねますので、ご了承ください。
  • 冷害や病気などにより米が不作または一定量収穫できない場合は、当社契約栽培米での仕込みとなります。

酒造りへのこだわり

米作りに適した美山の気候風土

福井市の東部に位置する美山地区は、豊かな土壌と湧き出る名水に恵まれた土地です。なかでも、黎明の酒米がつくられる田んぼは、南側の山が低く北側が高い谷筋に位置した特徴的な場所です。
市内よりも気温が下がる夜にじっくりと栄養を蓄え、日中には南側からの日当たりの良さが稲をしっかり生長させることができるため、美味しいお米に生育します。
こうした美山の地形がもたらす環境と自然のサイクルにより、理想的な酒米が生み出されるのです。

隠れた名水

酒米作りには欠かせない仕込み水には、適度なミネラルを含む、冷たくまろやかな「こしょうずの湧水」を使用しております。
常山酒造の契約栽培の田園が広がる美山地区近辺には、美山三山の一つ飯降山(標高884m)により生み出された「こしょうずの湧水」が流れ込み、『ふくいのおいしい水』にも認定されております。
その水の冷たさは真夏でも11℃程度と、古くから地域住民の命の水として大切にされてきました。
この清らかな水が流れ込む水場では、サンショウウオが生息し、6月には蛍が舞う幻想的な光景は清らかな水の証でもあります。

こだわりぬいた上質な酒米

美山黎明に使用する酒米は、良質な酒米を育てるため、「ピロール農法×特別栽培」を採用しています。土壌に生息するバクテリアを活性化させ、稲の根に栄養分をたっぷり吸収させるピロール農法。それに加え、農薬や肥料を極端に減らして栽培する特別栽培。これらを両立させることは、非常に手間がかかり容易ではありません。
共に研究し、独自の改良を重ね、よりよい品質の追求と安定確保が実現でるのは、顔が見える契約栽培だからこそ。
ひと手間もふた手間も惜しまない酒米づくりを行ってくれる美山の生産農家の方々と私たち蔵元が連携し、こだわりぬいた上質な酒米、それが「越前美山錦」です。

越前みやま地酒の会の歴史

”地酒でまちおこし” 黎明誕生秘話。

町おこしとして地酒をつくりたという地元の方々の熱い想いに共感した7代目の故常山英朗は、地元の有志とともに「越前みやま地酒の会」を立ち上げました。
その当時、福井県では栽培されていなかった酒米「美山錦」の種もみを長野県から調達し、田植え・稲刈りと米作りを一緒に行い、酒造りを通して美山地区のまちづくりの一員となりました。
地酒の名前「黎明」は夜明けを意味しており、生涯に渡り美山の豊かな自然を描き続けた美山町出身の洋画家豊田三郎画伯の代表作「黎明」からいただきました。
そして2003年2月8日、常山酒造の酒蔵に約100名の会員が集まり「初しぼりの儀」を開催し、生まれたばかりの美山の地酒「黎明」を味わいました。その時の喜び、感動を忘れることなく、私たちは、顔の見える生産者との繋がり、地域との結びつきを深め、その素材が持つポテンシャルを最大限に引き出す酒造りを行なっております。

お問合せ

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